元気な赤ちゃん

血液の病気(2)

前回に引き続きまして、赤ちゃんの血液の病気についてご紹介していきますので、知識として覚えていただければ嬉しく思います。
これらの知識を使うことがない毎日がベストですがいざというときに慌てないよう、日頃から知識を集めておくことをお勧めします。

 

 

特発性血小板減少性紫斑病(トクハツセイケッショウバンゲンショウセイシハンビョウ)・血液の中の細胞成分である血小板は、出血を止める働きをしています。
赤ちゃんの体の中の血小板の減少によって起こる病気です。
風邪などのウイルス性感染症にかかったあとに、皮膚下で内出血を起こしそれが紫色の斑点となり体にあらわれます。
時間がたつと紫色から黄色へと変色していきます。
症状としては、この斑点のほかに吐血や鼻血、歯肉部からの出血もあります。
治療としてはステロイドなどの薬物投与や、血小板の減少が著しいなどの重症の場合は入院の処置がとられますが、この病気の多くは半年以内に回復するといわれています。

 

血管性紫斑病
・アレルギー性のものが多く、腎臓障害を起こすと肝炎になるとも言われている病気です。
この病気は、血管内の壁に炎症がおこりそのために出血をしてしまい紫の斑点ができてしまう病気です。
紫斑病は、皮下出血ですので浅いところで鮮やかな赤い斑点がみられ、逆に深いところには暗い紫の斑点がみられます。
斑点ができやすい場所は、手や足、おしりなどです。
症状としては、斑点だけではなく関節痛や腹痛などが挙げられます。
ですが、安静にしていれば特に治療せずとも大丈夫な病気で、1か月くらいでよくなる場合が多いと言われています。

 


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